基 本 理 念

個人の尊厳を旨とし、福祉サービス利用者が心身ともに健やかに育ち、その者の能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるよう、良質かつ適切な支援を行います

基 本 方 針

和をもって、ゆとりのある・思いやりのある生活ができる支援に心がけます

利用者の意思・個性を尊重し、利用者の立場に立ち、生きがいのもてる支援に心がけます

地域住民との交流を深め、社会参加と信頼される、地域に開かれた施設づくりに心がけます

地域住民との交流を深め、社会参加と信頼される、地域に開かれた施設づくりに心がけます

ごあいさつ

社会福祉法人永久会は、沿革にもあるとおり昭和53年に設立され、翌54年7月に北浦地域最初の精神薄弱者更生施設として「あけぼの園」を開設しました。
 その当時の北浦地域には、入所(収容)施設がなかったため、「親亡き後」を危惧する保護者の方々が多く、その切実な訴え,運動に対し、油谷町(現長門市油谷)の行政が中心となって動くことにより、法人設立から施設建設まで実現することができました。
 今で言う「公設民営」に近い形で始まっていますが、事業運営に関しては特定の個人や団体の強い影響を受ける事なく、独自の方向性が担保されていた事は自負できるものと思われます。
 あけぼの園本体は昭和60年に開設当時30名であった定員が50名になり、施設の呼称も「精神薄弱者更生施設」「知的障害者更生施設」「障害者支援施設」と変遷、同時に、制度改革により利用する方々との関係も「措置」から「契約」に、「指導」から「支援」へと、大きく変わって行きました。
 こうした状況下で、ショートステイ,グループホーム,相談支援等の事業拡充が実施され、現在に至っております。
 この様な変化の中、開設より共に40余年の日々を過ごす「顔ぶれ」(利用者・職員)にはほとんど変動がありませんでした。多分ここで暮らす(働く)事に大きな問題はない、言い換えれば「平和な生活」ができていたのではないかと思います。
 共生社会,地域での暮らし,脱施設が進められる今日、職員の離職率の低さは褒められても、40年超在籍の利用者の多さは批判の対象になるのかもしれません。
 しかし、地域の状況や利用者の特性も考慮した場合、施設の存在意義もあるのではないでしょうか。
 地域の人に助けられ、地域の人と協力し、これまでやってきました。今後も地域の方々にお世話になり、ご協力頂かなければ法人運営は成り立ちません。施設というものが地域の中で、地域と交わり、共に暮らすというのも、ひとつのカタチと考えます。
 前述の「同じ顔ぶれ」もこの数年変化が見られます。悲しいお別れ,高齢者施設への移動,職員の定年、当然のことではありますが、同じ顔ぶれが長かっただけに、その変化も短期間で多数です。これからは新しい顔ぶれが、新しい時代を作っていかなくてはなりません。
 そのためには、地域の皆様をはじめ多くの方々のお力を必要とするはずです。
 地域で生活する人,施設で生活する人、様々なカタチがあっても、色々お世話になりながらの暮らしです。
 新しい顔ぶれの動きを見守りながら、今後ともご理解ご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和5年5月

理事長(施設長兼務) 重 岡 和 敬

沿 革

昭和53年 8月21日法人設立認可
昭和54年 7月 1日精神薄弱者更生施設あけぼの園 開園(一般棟 定員30名)
昭和60年 4月 1日重度棟増設(定員50名に変更)
昭和63年 6月30日作業棟建設
平成 2年 4月 1日短期入所施設増設
平成10年 3月31日大規模改修完了
平成19年 1月 1日グループホーム「あけぼの園ほのぼのホーム」開設
平成24年 4月 1日「障害者支援施設あけぼの園」施設入所・生活介護事業開始
平成25年 3月31日平成23年度社会福祉施設等耐震化等設備特別対策事業により隣接地に新築移転
(それに伴い既存の居住・管理棟解体)
令和5年4月1日現在 : 施設入所・生活介護 定員50名 / 短期入所 定員4名

アクセス

  • 所在地:
    山口県長門市油谷久富10045番地
  • 電車でお越しの場合 :
    JR山陰線 人丸駅または長門古市駅よりタクシーで約10分
  • 自家用車でお越しの場合:
    山陽方面より:長門市湯本方面→R191を左折
    下関方面より:R191伊上地区広域農道(みのりロード)右折